法人設立10周年の記念式典にご案内しました所、大変お忙しい中に時津町長はじめ多くのご来賓のご臨席をいただき誠に有難うございます。 遠くは島原、諫早、大村、長崎、西海市からもご臨席をいただきました。有難うございます。
平成15年の6月に6人のお母さんと『知的障害者親の会エリア21』を結成し、翌年の平成16年4月に時津町知的障害者親の会と合併し、時津町手をつなぐ育成会と改名しました。手をつなぐ親の会は昭和53年3月に県内で30番目に結成された知的障害者の親の会です。ここから数えますと今年で39年となります。施設建設を旗印に活動し準備委員会を立上げ、平成19年4月に『多機能型事業所エリア21』を開所しました。この間、本日ご臨席いただきました皆様には其々のお立場で多大なるご指導とご鞭撻を賜りました。ここに厚く感謝申し上げます。
こうして10周年の記念式典を迎える事ができたのも皆様のお蔭であります。又、本日所用でご臨席をいただけませんでした多くの関係者の皆様にも感謝申し上げます。
建設にあたっては、地域住民の同意、設計、資金計画、利用者の確保、税理士、職員配置等々膨大な申請書を作成する中、一つ一つの案件を前に進めてきました。法人設立10年の今日、地域に開かれた施設を目指し、施設内にレストラン『さきの』を併設し、宅配弁当事業、造園事業「グリーン・グリーン」、グループホーム・ケアホーム『ドリーム』、エリア21増改築、エリアの丘改造・駐車場の整備をし、本年4月からは時津町崎野自然公園指定管理者として取組んでいる所です。
親亡き後、障害がある者も地域で自立して生活していく基盤を作って行かなければなりません。そう言う意味に置きましては西そのぎ商工会に障害者の雇用窓口が設置されたのは画期的な事だと思っています。又、本日ご臨席の吉田町長は、非常に福祉に関心をもって頂いており崎野自然公園に於いても将来、障害者の雇用の場として取組んでほしいとご指導を頂いている所です。
高齢化社会の波は時津町にもやってまいります。町民総活躍プロジェクト推進会議では、町づくりにあらゆる視点から議論を重ねられ、障害者に於いても住みよい町になって行くと確信している所です。とは言え、障害者を取り巻く環境はまだまだ厳しいものがあります。私達は如何なる状況にあっても、子供達の未来の為、常に前進し続けなければなりません。これからも皆様のご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。ご来賓の皆様、本日はご多忙の中誠に有難うございました。又、議員の皆様は投票日前日のご多忙の中にご臨席頂きまして大変有難うございました。結びに、本日ご臨席頂きました皆様のご多幸を祈念いたしまして御礼のご挨拶といたします。
平成29年10月21日
社会福祉法人 時津町手をつなぐ育成会
理事長 山内 俊一